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猛暑に思う、子どもたちの未来を奪わないための省エネ対策

近年は非常に暑いですね。
子供が小さいので、彼らの未来が不安になってきました。
将来はどうなってしまうのでしょうか?

明らかに上がっている大阪府の8月の平均気温

気になったので、とりあえず大阪府の8月の平均気温を年ごとに並べてみました。
データは気象庁のホームページから得られた、1883年から昨年2019年までの大阪の8月の平均気温です。

これを見ると明らかに毎年平均気温が上がっているのが分かります。
2018年の8月の平均気温は29.7℃です。

以前なら、30℃を超えると無茶苦茶暑いと言っていたのが、今では
8月の半分以上が30℃を超えるくらいの暑さとなっていて、
本年の2020年は今の時点で平均気温が29.9℃だそうです。

暑いと感じるのも納得です。

大阪の8月の平均気温は順調に上がっている

グラフの下に、

「 y = 0.0166x – 4.4094 」

と言う式があります。
これは何を示すかと言うと、1年で大体どの程度、大阪の8月の平均気温が上がっているのかを計算したものです。
1年毎に0.0166℃づつ上がってきている訳です。
しかし、これは毎年の温度上昇が同じづつ上がっていると考えた場合です。
本当は近年になって、急に上がり初めているのかもしれませんので、実際にはもっと上がっていくのかもしれませんが、確実なことは毎年気温が上がっていると言う事実です。

今現在、この100年で世界の気温は0.6℃上昇していると言われていますが、この計算式がずっと続いていたとするなら100年で1.66℃も上がった計算となってしまいます。
私個人の意見としては、かなり深刻な状況なのではないかと思っています。

気温が上がることの悪影響

気温が上がることによって、様々な悪影響が考えられます。
我々、日本人にとって身近な影響としては台風の強大化です。
これは気温が上がることによって、海面からの水分の蒸発量が大きくなり、熱帯低気圧が発達しやすくなるそうでこのことが台風を強大化する原因だそうです。
詳細は以下のホームページで確認して下さい。国の研究機関のホームページです。

人間をもっとも沢山殺しているのは、人間自身と蚊と言われるくらい蚊は病気を運んできます。
日本脳炎やデング熱などがそれにあたります。
通常、寒くなると成虫はいなくなる蚊ですが、気温があがることによってこの蚊の生存期間が長くなります。
実際に「9月なのにまだいるの?」と思ったことありませんか?

これら以外にも、我々の未知の体験が増えるようになると思います。
微妙に均衡を保っていたものが、変わっていくと思われます。

対策はどうすれば良い?

省エネは単に「二酸化炭素の発生を防ぐ」ということよりも、大切なことは「地中の中に眠っていて、本来は出てくるはずも無かった石油や石炭を使うことをやめる」ことにあることも徐々に浸透しているようにも思います。(そんな中に微力ながらでも貢献できていれば幸甚です。)

しかし、実際にどんな対策をすれば良いのか?
これに関しては、分かりやすくはZEHにすれば良いとか、高断熱住宅にすれば良いと言った方向の話はしてきました。
今回は更に具体的にどのような対策方法があるのかを纏めたものが出来ましたので、それをここに挙げます。

一般の方にとっては、ZEHや高断熱住宅にすることで大きな対策になりますが、家づくりに携わっている企業などはそれ以上のことを知りたい方もいらっしゃると思います。
もちろん、一般の方にとっても役にたつとは思います。
私が編集を担当させて頂きましたが、京都大学の小椋先生を始め、近畿大学岩前先生、京都大学鉾井先生など、建築環境工学では第一線でご活躍されている先生方や関西電力、大阪ガス、大手ハウスメーカーの技術部門の方、独立研究開発法人建築研究所の三浦さんなどにご執筆頂いた大作となっています。

こちらの内容に関しては、空気調和・衛生工学会のホームページから入手できます。
「R-0079-2020 建築・設備の省エネルギー技術調査 (住宅編) -創エネルギー実態及び新たな省エネルギー手法の調査-」

と言うレポート形式に纏めたものとなっています。
※現時点では会員さん向けに入手可能となっているようです。

是非参考にして頂き、子どもたちの未来を守っていきましょう!

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