ごあいさつ

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太田周彰

「住生活、住宅建築を通してもっと明るい未来を築きます。」

平成7年1月17日 午前5時47分。

そのたった一瞬で、多くの人々の人生と共に私の人生も大きく変わることになった。
祖父を亡くし、その祖父が建てた家を失くした。
祖父は戦争を生き抜き、日本の高度経済成長期を駆け抜けた人だ。
そんな祖父がやっとの思いで建てた家。
その家に下敷きになり亡くなった祖父。
当時、学生だった私はそんな祖父の最後を思うと必ず涙した。
運命のその日の数日前、我々家族は家のリフォームをした。
そのリフォームを請け負った業者がこんな事を言ったそうだ。
「この家はひどい欠陥住宅ですね。」
この言葉に祖父はひどく落ち込んだそうだ。 多感だった学生時代、あの日あの瞬間が私の人生の大きな転換期だったと思う。
「安心して住める家を実現したい。もう、こんな思いを誰にもして欲しくない。」
このような願いにも似た感情を抱き、建築業界に身を置く事にした。

そして明るみに出る事となった耐震偽装問題。

この問題は建築業界の抱える大きな問題のほんの一部と考えている。
あれだけ大きく報道されたが、結局、どれだけの人がその全体像を把握できたのだろう。
きっと、ほとんどの人々は詳細を知ること無く「一人の建築士と一部の企業が悪い事をした。」
というイメージだけで終わってしまったのではないか。
それだけ建築業界は複雑であり、それを理解するという事は大変なことなのだ。

事態を重く見た国はこの業界のこの現状にメスを入れようと苦心している。
しかし、本当にそれで全てが解決となるのだろうか。
国が用意するものはあくまで公的な機関であり、国が決めた範疇を超えてアクティブに働きかけられるものではない。
そして、国が決める決め事は全てを包括した完全なものとは言い難い。そもそも建築は裾野が広く統一的な決め事だけでは穴が多すぎるのだ。 そう考えた私はアクティブに働きかける事ができる、他の建築の民間企業と経済的な資本関係の無い民間の第三者が必要である事に気付いた。
住宅を提供する立場から、住宅を取得する、あるいは住宅で生活している人の立場で物を言えるプロの第三者になる事を決めた。

そして今、新たに大きな問題として取り上げられている地球温暖化問題。

IPCC(国際的な専門家で出来ている組織)は、報告書内で、二酸化炭素の増加が地球温暖化の主な要因であると発表している。
これを受けて現在、日本でも様々な対策が講じられており、それにあった法改正等も急がれている。
この中で、住生活や住宅建築においても環境対策が重要である事が位置づけられている。
ここでも、私はもっとアクティブに直接住生活者や住宅取得者に働きかけた方が良いのではないかと感じている。
そこで私は建築業界における第三者として、この重要性を広く伝えるために「住宅みちしるべ」における道標として掲げる事とした。

我々の想い・考えを少しでも多くの方に共感していただいて、住生活、住宅建築を通してもっと明るい未来を築きたい。我々はこの信念を持って精進していきたいと考えています。
どうかご協力させて下さい。

株式会社住宅みちしるべ 太田周彰